※ こちらの商品はお取り寄せ、またはタカハシより直送となります。
特徴
GT-50は口径50mm、焦点距離210mm(f/4.2)の小型望遠鏡です。対物レンズと鏡筒部分は7.5×50ファインダーと同一ですが、ファインダーの接眼ユニットではなく31.7mm径が差し込みのできるGTマウントアダプターを備えています。
本製品は7.5×50ファインダーと同様に主鏡筒へ搭載し、アイピースや31.7mm径のガイド用カメラを差し込んで使用します。昨今の惑星撮影においては主鏡筒とガイド鏡筒の光軸を正確に平行にして、ガイドカメラの像をプレートソルブに用いて惑星を主鏡筒の写野へ導入する手法が用いられることもあります。GT-50はファインダーと同様に精密かつ堅牢な向き調整が可能な為、ガイド撮影のニーズにも応えることができます。対物レンズは2枚玉貼り合わせ式のアクロマートで、眼視ストレール比は約70%の眼視性能を重視した設計です。TOE-2.5mmを取り付ければ約85倍の高倍率となりますが、この状態でも明るい恒星には回折リングが見えるほどの高性能です。
また、7.5×50ファインダーでは倍率が足りない場合GTマウントアダプターを取り付け、GT-50としてアイピースを差し込んで使用すれば十字線はありませんが高倍率ファインダーとして活用できます。
適合カメラ等
GT-50の焦点位置は、GTマウントアダプターの端面と一致しています。対物鏡室を回転させて前後に若干の調整は可能ですが、焦点位置を大きく動かすことはできません。
ガイド用カメラを使用する場合
センサーをGTマウントアダプターの端面まで差し込めるような、円筒形状のカメラのみ適合します。カメラの差し込みで大まかなピント位置を合わせたのち、対物鏡室を回転させて精密なピント調整を行います。
使用可能なガイドカメラ(※1)
・センサー位置から14.5mm以上CMOSカメラのスリーブの長さがある。(上図では、ガイドカメラ付属の延長筒を付けてGT-50に取り付けています。)
・GTマウントアダプターの端面とセンサーを一致させることができる。
使用出来ないガイドカメラ(※1)(※2)
・センサーがGTマウントアダプター端面よりも奥にある。
(※1)画像はいずれもイメージとなります。
(※2)ガイドカメラをGTマウントアダプターのM42オスネジに組み込んでもピントが合いません。
31.7mm径アイピースを使用する場合
弊社TPLシリーズ、TOEシリーズや従来品のLEシリーズ、Abbeシリーズなどが使用できます。他社製アイピースではGTマウントアダプター端面とアイピースの焦点面が一致するものが使用可能です。
すでに7.5×50ファインダーをお持ちの場合は、ファインダーの接眼ユニットを同時発売のGTマウントアダプターへ交換することでGT-50と同仕様にしてご使用いただけます。(※5)
(※5)Mewlon210鏡筒へ組込済のファインダーや、従来品7×50ファインダーに対しては、GTマウントアダプターはご使用になれません。
タカハシ ファインダー型ガイド用小型望遠鏡 GT-50【お取り寄せ】
形式 2枚玉貼合式アクロマート 有効口径 50mm 焦点距離 210mm 鏡筒外径 φ53mm 全長 約295mm 質量 約350g (※6)7×50ファインダー脚は付属しません。