一般の写真と違って、天体写真は撮影しただけでは綺麗な画像になりません。しかし、一見すると写っていないように見える画像の中にも、実はすばらしい天体の情報が潜んでいます。この隠れた情報を引き出すのが天体画像処理です。
また、星々の光は淡く、一回の撮影で写し取ることができる光は限られています。そこで、同じ天体を何度も撮影し、これを重ね合わせる「コンポジット」という手法を使うことで、見違えるような美しい天体が浮かび上がらせることができます。
このような処理を手軽に行えるのがステライメージLiteです。デジカメで撮影したたくさんのデータを取り込んで、これを正確に位置合わせをしながら重ねあわせていく「コンポジット」という処理を、人手を介さずに自動で処理します。またコンポジットした画像を、天体写真に特化したさまざまな調整機能を備えたインタフェースで、美しい画像に仕上げることができます。
主な機能
・精密に位置合わせしながらコンポジット
昨今の天体撮影では常識となりつつある、多数の画像を用いたコンポジット処理を、高度に自動化。自動的に位置合わせを行いながら、多数の画像をコンポジットし、S/N比を向上させます。
・天体画像に特化した画像調整機能
スライダー操作により画像を調整。「スターシャープ」「スターエンハンス」「ノイズ低減」など、天体画像に特化した機能も搭載し、シンプルながら天体画像処理に威力を発揮します。
・96ビットスーパーカラー処理
ステライメージは一般的な画像処理ソフトと異なり、画像処理の結果を、各色32bit = 約43億階調ものデータとして保持します。
・RAWデータでのダーク・フラット処理
センサーから得られたデータを、カラー化(現像)するよりも前にダーク・フラット処理することが可能です。
カラー化される前のわずか一画素分のデータも無駄にせず、センサーの能力全てを使い切ることができます。
- 32bit 版 Windows にはインストールできません。
- ARM 版 Windows では動作しません。
- 仮想 PC 環境で動作している OS でのご使用につきましては動作保証いたしかねます 。
- パッケージ版の場合、インストール時に DVD-ROM ドライブが必要です。
- ダウンロード版の場合、インストール時にインターネット環境が必要です。
- CPU は、コア数が多くクロックが高いほど画像処理が高速化します。
- メモリはできる限り多く実装することをおすすめします。
- システムドライブを SSD にすると、処理中ワークファイルの保存・読み込みが高速化します。
対応デジタルカメラ、ファイル形式
対応デジタルカメラ、ファイル形式は、ステライメージ9に準じます。ただし、PhotoCD、バイトイメージ、および動画には対応していません。
アストロアーツ ステライメージ Lite(パッケージ版)【お取り寄せ】
項目 フル版 ライト版 高速化処理 ✓ ✓ RAW現像 ✓ ✓ 詳細編集モード ✓ × 自動処理モード ✓ ✓ コンポジットパネル↓ ダーク/フラット補正 ✓ ✓ ホット/クールピクセル除去 ✓ ✓ 階調調整 ✓ ✓ 通常コンポジット ✓ ✓ 比較明コンポジット ✓ ✓ メトカーフコンポジット ✓ × 画像調整パネル↓ ※1 カラー調整 ✓ ✓ セルフフラット ✓ ✓ シャドウ・中間調・ハイライト ✓ ✓ スターシャープ ✓ ✓ スターエンハンス ✓ ✓ ノイズ低減 ✓ ✓ 項目 フル版 ライト版 ※1 フル版の詳細編集モードとは異なり、調整に関してのダイアログによる詳細な設定変更はできません。
最低要件 推奨 推奨(高画素カメラ)※ 対応OS Windows 8.1/10 64bit 日本語版 Windows 8.1/10 64bit 日本語版 Windows 8.1/10 64bit 日本語版 CPU Intel Core i3 相当以上
AMD Ryzen 3 相当以上Intel Core i5 相当以上
AMD Ryzen 5 相当以上Intel Core i7 相当以上
AMD Ryzen 7 相当以上メモリ 空きメモリ 2GB 以上 8GB 以上の実装 16GB 以上の実装 ディスプレイ解像度 1280 × 768 以上 1680 × 1050 以上 1920 × 1080 以上 ストレージ 空き容量 10GB 以上 100GB 以上(処理画像のデータ量による) 100GB 以上(処理画像のデータ量による)