眼視用に特化し設計された新型接眼レンズです。
解像度と透過率を極限まで追求することで、これまで"過剰倍率"とされていた超高倍率域においても快適な観察が可能です。
”超”高倍率で惑星に迫る
暗くて淡い惑星面の観察には、高い分解能と高いコントラストが必要です。「HRシリーズ」は、最近の鏡筒のトレンドとなっている短焦点の対物鏡において、極めて優れたパフォーマンスを発揮する短焦点アイピースです。 十分なアイレリーフも確保し、超高倍率ながらのぞきやすい設計です。
ハイレゾリューション
・ストレール強度 約100.0%
高解像度を徹底的に追求した結果、F8無収差対物と組み合わせた場合、視野中央でストレール強度100.0%(*)を達成。 視野周辺部でも破綻することなく、97%以上を確保しています。
・短焦点ニュートン反射にも対応
F値の小さいニュートン反射との組み合わせにおいてはコマ収差補正特性を持たせ、視野端でもストレール強度93%(*)以上を実現。 HRアイピースでは視野全面に高解像の星像が広がります。
(*比視感度ウェイトで計算)
ハイコントラスト
・レンズ構成
現在のアイピースは7~8枚のレンズで構成されるのが一般的ですが、それは広視野角、アイレリーフ確保のためにレンズが使われる結果です。 HRシリーズは、惑星観測では広視野角は不要であると割り切ることでレンズ枚数を大胆に削減。 レンズ枚数を5枚まで最少化し、ガラス材による吸収と反射を極限まで押さえることに成功。
・優れた透過特性
レンズには1面当たり最大透過率99.9%のASコーティングを施すとともに、通常は省略されるレンズ貼り合わせ面にも特殊コーティングを施すことで、極めて優れた透過特性を実現。
・徹底した迷光対策
レンズ枠の内径を太くすることで迷光の影響の軽減に成功。 また遮光絞り・遮光ネジ・レンズコバの墨塗り、さらには遮光絞り枠を工夫することによってスリーブ先端の僅かな部分までも迷光防止処理を徹底的に行うことで、極めて高いレベルで迷光を減らしています。
スマートフォン用アプリ「Eyepiece Book」で見え方をチェック!
「Eyepiece Book」は望遠鏡と接眼レンズをそれぞれ選択し、見たい月や惑星を選ぶと、その組み合わせでの見え方を表示します。
天体の表示ウィンドウは2つあるので、天体望遠鏡と接眼レンズの組み合わせを 同時に表示して比較し、確認することが出来ます。
また、アイピースの見かけ視界の比較もできるよう、2つあるウィンドウで選択された 見かけ視界の大きい方に合わせて、小さい方の視野を狭めて表示します。
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